ペニーワイズの利便性

久しぶりの二人っきりの旅行。一泊だけど任務のない羽根伸ばし。S.O.N.Gが用意するホテルとは異なる二人で探したホテルは少し奮発した。名産に舌鼓を打ち、初めて見る景色に感嘆すれば、気持ちは自然と高まり気分は高揚する。
開放感で充足した想いのまま時は過ぎ、夜が迎えにきて……。
ホテルの夕食で腹を満たし、ラウンジのカクテルでほろ酔いを味わい、部屋に戻れば家とは香りも固さも違うベッド。それとなく視線を外して窺うように視線を合わせると同じ想いが灯っていた。ベッドに腰掛けて、唇を重ねて、ベッドのスプリングの軋みを聞きながら横たわせる。探る掌に吐息が返る。
邪魔になった服を擦り上げて、胸を覆う下着に指を掛けようとした時、やんわりと止められた。
「……響、まって」
「あ、ごめん。いやだった?」
「そうじゃなくて……。なんか聞こえない?」
「ほぇ?」
「ベッドの下から物音がする……」
「ちょ。怖いこと言わないでよ」
二人しかいない筈のホテルの部屋の鍵は出掛ける時はオートロックされて帰ってきた時はフロントに預けたカードキーで自ら開けた。
そんな部屋に誰がいるというのか。
それもベッドの下に。
「響、ちょっと見てくれる?」
「ええっ!? わたしが!?」
「だって……泥棒が潜んでるかもしれないし」
「いやいやいやいや」
泥棒ならまだいいだろう。伊達にギアを纏って前線にでているわけではない。生身でもそれなりに対処できる。しかし状況を考えると泥棒よりも怖い物が潜んでいるとしか響には思えない。
「み、未来の気のせいだよ」
「そうかな……? あ、また」
カツン。
響にも聞こえた。
それも未来が言う通りベッドの下から。
音は軽かったがプラスチックが金属に当たるような、足音を忍ばせていたのに躓いたような、音。
ぞわりと響の肌が粟立つ。
「響……」
「……未来」
ごくりと二人が息を飲む。
乱れかけた服を整えて静かにベッドから下り、響はギアのペンダントを握り締め、未来はテーブルに置いてあったパンフレットを丸めて武器にして、お互いの顔を見る。
同時に二人は頷いた。
ベッドから人二人分の距離を取りながら屈む。頬を敷いてあるカーペットぎりぎりまで寄せて覗くと、そこには……。

ピエロがいた。

「ハァイ情事ィ!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★元ねた

響×未来
11月11日とは

11月11日。 かの有名なお菓子の日とされた年に一度の祭典は、同じく年に一度ある二月ほど大きな騒ぎに …

響×未来
保護中: 昨夜はお楽しみでした (18禁 (御礼リク))

この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。

響×未来
保護中: かぷかぷしてる (みくひび 18禁)

この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.